2006年9月号 (2006.9.19発行)

今年も台風の季節がやってきました。
皆さんもご存知のように、台風の風の力は普段の風とは
比べ物にならない程の威力があり建物に与える影響は甚大です。

特に屋根の軒先と頭頂部に掛かる「風荷重」は、普段屋根自体が受けている
「固定荷重(自重)」や積雪時に受ける「積雪荷重」とはまったく逆方向の力で、
いったん台風の被害にまで及んでしまうとその被害額は想像以上になってしまいます。



また台風に備えるといっても、普段から定期的に点検をしておかないと
被害に及んでしまう恐れのある箇所というものは、
なかなか気づくことが出来ません・・・

だからこそ、去年は大丈夫だったから今年も大丈夫だろうと
思い込むのはとても危険なのです。

台風が来る前に心配な箇所を修繕しておけば、
必ず被害を防ぐ事ができるでしょう。
点検はポイントが判れば簡単なので
天気の良い日などに注意してやってみて下さい。
1.瓦がずれたり、乱れた所がありませんか?
  瓦がズレているのは危険信号です!1枚捲くり上がるとそこから一気にまくれる可能性があります。

2.板金屋根のめくれや水切の釘が浮いた所はありませんか?
  屋根は一般的にハゼ折部分を釘・ビスで固定されていますが、抜けかけている所は危険です。

3.天井や軒天にニジミ跡(シミ)がありませんか?
  ニジミ跡(シミ)が有るならば、その屋根は漏れている、または過去に漏れた可能性が大きいです。

4.TVアンテナやエアコンの室外機など建物に接合した物の支持は、しっかりしていますか?
  風で飛ばされてしまうと、他人に被害を及ぼす可能性も考えられます。

5.雪止め金具が外れたりズレた箇所はありませんか?
  金具の交換だけで、対処できる場合がほとんどです。

1.軒樋が外れていませんか?
  一般的な軒樋は銅線で受け金具に固定してありますが、腐蝕して切れてしまっている場合があります。
  良く見てみると”受け金具にただ乗っているだけだった!”という事も結構あります。
  それでは台風の威力には絶えられないのは明らかですね。(笑)

2.竪樋の支持はしっかりしていますか?
  竪樋の支持バンドは劣化すると割れてしまいますし、打ち込みの釘も錆びが進むと腐蝕して切れてしまいます。
  また、屋根の上に這わせてある竪樋の支持(銅線)が雪の重みで切れている事もよくあります。

1.外壁の板金が捲くれたり、釘の浮いた所はありませんか?角コーナー等の板金で包んであった所が
  外れていませんか?

  めくれた所から風が入ると、外壁の内側を風が通るのでそこから一気にバタバタッと捲くれる場合が有ります。

2. モルタルの外壁に発生した小さなひび割れが、急に増えたような感じは有りませんか?
  どうしてもモルタルの外壁は、乾燥収縮や振動などにより小さなひび割れが発生してしまいます。
  しかし、急に増えた場合はシロアリなどの被害も考えられます。
  また、その小さなひび割れから浸入した雨水が、凍結・乾燥を繰り返すことにより大きく広がる恐れもあります。

3.サイディングの目地(コーキング目地)に「ひび割れ」や「隙間」が発生していませんか?
  特に、西陽(にしび)の当たる面は、紫外線の影響で痛みやすいようです。
  普段目にする正面は大丈夫なのに、あまり行かない裏庭に回ったらひび割れだらけ!よく聞く話です、注意しましょう。

チェックポイントに当てはまるものがあるなら、何らかの手立てをした方が安全です。
案に自己判断をせず、まずは専門業者に観てもらうのが良いと思います。

点検や見積もり程度なら、大概は無料の業者が多いですから
安心できる業者に声をお掛け下さい。


弊社をご用命下されば幸いです。
高所で気になっていても下から見えない所がある場合や、不安に感じていること、
また今は大丈夫でも将来的に心配な場合などなど なんでも気軽にお声を掛けて下さい。
経験を積んだ職人が、代わって点検いたします。

台風に備えて事前に点検・修繕をして、
万全な状態でこの台風シーズンを乗り越えましょう。